適正家畜生産規範学実習(第1回 宮崎大学)

平成24年8月31日(金)から9月2日(日)に平成24年度適正家畜生産規範学実習を宮崎大学木花キャンパスおよび農学部附属フィールド科学教育研究センター住吉フィールドで開講いたしました。本実習では3大学合計29名の学生が参加しました。 
 

実習内容1. 家畜疾病診断実習
適正な家畜生産を行うためには、リスク管理および疾病予防が重要であり疾病を診断する技術を身につける必要があります。そこで、PCR-RFLP法によるチェディアック-東症候群における遺伝子診断技術についての実習を行いました。

 家畜疾病診断実習の様子1

家畜疾病診断実習の様子2 

 実習内容2. 食品衛生学実習
食の安全を確保するためには、食品加工現場だけでなく消費自身も適正な衛生管理を行う必要があります。そこで、HACCP(危害要因解析必須管理点)の観点を取り入れ、一般家庭における食肉調理時のCCP(必須管理点)を理解する実習を行いました。

 食品衛生管理実習の説明をする様子
 実習内容3. 飼養管理実習
適正な家畜生産を行うためには、畜種だけでなく、地域に適した飼養管理技術を身につける必要があります。そこで、宮崎大学では、東海大学とは異なる畜種のホルスタイン種(乳牛)、黒毛和種(肉牛)の飼養管理実習を行いました。

搾乳実習の様子

 仔牛牛舎における人工哺乳の様子

 実習内容4. 畜舎環境管理
適正な家畜生産のためには、畜舎環境を適正に管理・記録する必要があります。そこで、データロガーを用いて畜舎の温湿度管理記録する技術に関する実習を行いました。

 データロガーを設置する様子
 実習内容5. 草地管理実習
南九州低標高地では暖地型牧草の矮性ネピアグラスの永年牧草地に季節毎に利用できる牧草を追播することで小面積での永続的な放牧が可能とされています。この飼養管理体系は地域の特性を活かした家畜生産において重要な技術を理解するために、矮性ネピアグラスと畦間牧草の草量調査と放牧牛の行動観察を行いました。

 草量調査の様子

行動観察の様子 

 実習内容6. 繁殖診断実習
適正な家畜生産には、健全かつ適正な家畜の増殖が必要不可欠です。そこで、ホルモン測定や直腸検査等の繁殖診断技術に関する実習を行いました。この他、聴診器を介して牛の心拍音や呼吸音を聴くことで牛の体調管理におけるポイントについても学ぶことができました。

 直腸検査の様子1

 直腸検査の様子2

 実習内容7. 超音波技術実習
高品質な畜産物を生産する上で、肉質の早期推定は必要不可欠な技術となっています。そこで、超音波装置による牛生体における肉質の画像診断を行う実習を行いました。さらに、牛に直接触れることで成育段階による体サイズの違いや牛の体温等を実感することができました。

 超音波画像についての説明をする様子

超音波診断の準備の様子 

本実習に参加した学生を対象としたアンケートの結果から、全員から『実習に参加してためになった』という回答が得られました。
次回は9月12日(水)から9月14日(金)にかけて東海大学阿蘇キャンパスにおいて実習を開講する予定です。