適正家畜生産規範学実習(南九州大学) 

 平成25年8月28日(水)から30日(木)にかけて、平成25年度適正家畜生産規範学実習を南九州大学宮崎キャンパスにおいて開講いたしました。本実習では3大学合計29名の学生が参加しました。 
 
実習内容1. 畜産物利用学実習1: 畜産物を中心とした「食品加工学」と「食品分析」に関する実習
 適正な家畜生産と適正な畜産食品との関連性について理解を深めるために、食品加工・貯蔵の原理と加工工程の流れを習得する実習を行いました。また、美味しさに関する、食肉の硬さや食肉由来脂肪の溶けやすさを測定し、畜産物利用に関する知識を深める実習を行いました。
 
 ソーセージ加工実習の様子  牛肉の脂肪の溶ける温度を測定する機器について説明を受ける様子  牛肉の硬さを測定する機器について説明を受ける様子

実習内容2. 畜産物利用学実習2: 畜産食品を利用したフードサービス実習
 フードサービスにおける衛生管理手法について、実習室において実際に実践し、畜産食品をはじめとする様々な食品を衛生的に調理する方法を学ぶ実習を行いま した。併せて、フードサービス業界で利用されている「最新厨房機器」を活用した畜産食品等の調理方法についても学びました。

下処理室における食材の下処理の様子
 
最新厨房機器について説明を受ける様子

調理実習の様子

実習内容3. 環境保全型農業実習: 外来侵入病害・雑草とその検出法
 東南アジア由来で日本列島に侵入し、北上・拡大している新病害カンキツグリーニング病について学び、カンキツ類の生産現場でも容易に実施可能な診断技術について学ぶ実習を行いました。また、南九州で顕在化している特定外来生物の水生雑草に関する講義も併せて行いました。

葉から葉脈を切り出している様子
 
DNAの抽出について説明を受ける様子

抽出作業を行っている様子

適正家畜生産規範学実習(東海大学) 

 平成25年8月28日(水)から30日(木)にかけて、平成25年度適正家畜生産規範学実習を東海大学阿蘇キャンパスにおいて開講いたしました。本実習では3大学合計29名の学生が参加しました。 
 
実習内容1. 飼養管理実習 放牧管理
 適正な家畜生産を実施するためには、様々な飼養管理体系を理解する必要があります。そこで、東海大学の広大な草地を活用して実施されている放牧管理による肉牛生産について、実際に放牧地に立ち理解する実習を行いました。

放牧管理についての説明を受ける様子
 
放牧地において説明を受ける様子

放牧牛を観察する様子

実習内容2. 草地管理実習 生物多様性
 家畜生産を支える草地は、様々な野生動植物にとっての生息地にもなっています。そして適正な家畜生産を行う上では、その多様性をいかに維持するかが課題となっています。そこで本実習では、畜舎の周辺や草地にどのような野生動物が生息するかを調査する技術そして、

実習内容の説明を受ける様子
 
自動撮影装置の設置について説明を受ける様子

捕獲された小型哺乳類を観察する様子

実習内容3. 飼養管理実習 (乳牛、肉用牛、豚、家禽、緬羊)
 家畜の飼養管理体系は家畜の種類によって異なっていることから、それぞれに適した飼養管理体系について理解する必要があります。そこで本実習では、東海大学で飼い養ってるジャージ種の搾乳実習、褐毛和種、豚、鶏、羊それぞれの飼養管理実習を行いました。

搾乳牛舎における飼養管理実習の様子
 
ジャージー種の搾乳実習の様子

搾乳器具の洗浄

豚舎における実習の様子
 
鶏舎における実習の様子

緬羊の放牧管理実習の様子
実習内容4. 飼料評価実習
 我が国の家畜生産において飼料自給率の向上が課題となっています。そこで、本実習では飼料イネを活用したホールクロップ・サイレージの飼料評価手票を学ぶ実習を行いました。また、自分たちで評価したホールクロップ・サイレージをウシが好んで採餌するかを評価する実習も行いました。

飼料評価実習の内容について説明を受ける様子
 
pHメータを用いて評価する様子

においによって評価する様子
実習内容5. 飼養管理実習 アニマルウェルフェアを考慮した家畜の飼養管理
 家畜の福祉(アニマルウェルフェア)を考慮した飼養管理が将来の家畜生産において求められています。そこで、ウェルフェアの程度を評価する技術を身に付けるための実習を行いました。本実習では、アニマルウェルフェアを考慮して設計されたファーニッシュドケージにおいて飼養されている家禽の行動観察を通してその評価技術を身に付けました。
 
行動観察の手法について講義を受ける様子

行動観察実習の様子

適正家畜生産規範学実習(宮崎大学) 

 平成25年8月21日(水)から23日(木)にかけて、平成25年度適正家畜生産規範学実習を宮崎大学木花キャンパスおよび農学部附属フィールド科学教育研究センター住吉フィールドで開講いたしました。本実習では3大学合計29名の学生が参加しました。 
 
実習内容1. 家畜疾病診断実習
 適正な家畜生産を行うためには、リスク管理および疾病予防が重要であり、疾病を診断する技術を身に付ける必要があります。そこで、PCR-RFLP法によるチェディアック-東症候群における遺伝子診断技術についての実習を行いました。

家畜疾病診断実習の様子1
 
家畜疾病診断実習の様子2

家畜疾病診断実習の様子3


実習内容2. 食品衛生学実習
 食の安全を確保するためには、食品加工現場だけでなく消費自身も適正な衛生管理を行う必要があります。そこで、HACCP(危害要因解析必須管理点)の観点を取り入れ、一般家庭における食肉調理時のCCP(必須管理点)を理解する実習を行いました。
実習内容3. 飼養管理実習
 適正な家畜生産を行うためには、畜種だけでなく、地域に適した飼養管理技術を身につける必要があります。そこで、宮崎大学では、東海大学とは異なる畜種のホルスタイン種(乳牛)、黒毛和種(肉牛)の飼養管理実習を行いました。

仔牛牛舎における人工哺乳の様子
 
ホルスタイン種の搾乳実習の様子

子牛牛舎での飼養管理実習の様子1
 
子牛牛舎での飼養管理実習の様子2

肥育牛舎での飼養管理実習の様子
実習内容4. 畜舎環境管理
 適正な家畜生産のためには、畜舎環境を適正に管理・記録する必要があります。そこで、データロガーを用いて畜舎の温湿度管理記録する技術に関する実習を行いました。
実習内容5. 草地管理実習
 南九州低標高地では暖地型牧草の矮性ネピアグラスの永年牧草地に季節毎に利用できる牧草を追播することで小面積での永続的な放牧が可能とされています。こ の飼養管理体系は地域の特性を活かした家畜生産において重要な技術を理解するために、矮性ネピアグラスと畦間牧草の草量調査と放牧牛の行動観察を行いまし た。
 
ネピアグラス株数調査の様子

草量調査の様子
実習内容6. 繁殖診断実習
 適正な家畜生産には、健全かつ適正な家畜の増殖が必要不可欠です。そこで、直腸検査や超音波画像による繁殖診断技術に関する実習を行いました。この他、直腸温検査や呼吸音と心拍音牛について聴診器を解して聴くことで、ウシの体調管理におけるポイントについても学ぶことができました。

直腸温検査実習の様子
 
聴診器を用いた実習の様子

直腸検査実習の様子
実習内容7. 超音波技術実習
 高品質な畜産物を生産する上で、肉質の早期推定は必要不可欠な技術となっています。そこで、超音波装置による牛生体における肉質の画像診断を行う実習を行いました。さらに、牛の体の大きさを測る体尺測定や栄養状態を調べる栄養度判定実習を行いました。

体尺測定方法の説明を行っている様子
 
牛の栄養度判定実習の様子

超音波画像診断実習の様子