MAEDA Research

研究内容

○アモルファス半導体の構造と光学的性質
 原子が無秩序に並んでいるアモルファス物質では、原子の化学結合の状態が多種であるため、光を当てたり熱を加えたりすることで構造を変化させ、材料の光学的性質や電気的性質を制御し機能性物質を作ることができる。ゲルマニウムセレン系ガラスは、光記憶材料やファイバーアンプ母材として応用できる可能性を持つ。そこで、光や熱による構造変化のメカニズムを解明を行っている。
 ●希土類ドープカルコゲナイドガラスの発光と構造に関する研究 ★科研費課題★
 ・カルコゲナイドガラスにおけるErの溶解性とGa依存性
 ・Teを添加したカルコゲナイドガラスにおけるガラス構造の変化
 ・アニールによるErの溶解性の変化
 ●アモルファス半導体のガラス構造に関する研究
 ・ガラス転移温度の組成依存性
 ・ガラス転移温度の見かけの活性化エネルギーとガラスの構造の関係
 ・3成分ガラスの組成とガラスのネットワーク構造のラマンスペクトルによる研究
 ●ゲルマニウムーセレン系ガラスの結晶化過程の研究
 ・熱による結晶化
  結晶相と結晶化条件の関係、組成依存性
 ・光による結晶化
  光誘起結晶化のメカニズムの研究
  第3成分の添加による光誘起結晶化過程の変化
 ・アニール温度に伴う相変化
 ・可逆的なアモルファスーアモルファス間相転移の研究

以前行っていた研究
●アモルファス半導体のガラス構造に関する研究
 ・加熱した時と冷却したときのガラス転移温度の違いと構造の関係
 ・ガラス構造のNMRによる研究

○SiCセラミックスの多形に関する研究★科研費課題★
○熱電半導体の電気的特性

○層状化合物による二次電池の研究
 二次元的な構造を持つ半導体の中に、リチウム原子をうまく入れたり出したりすることにより、ヘビーな鉛蓄電池の数倍の蓄電能力を持ち、起電力が2.5ボルト程度の充電可能な小型二次電池を作製できる。我々は、この二次電池の高効率化を目指し実験を行うとともに、その電気化学的性質を調べている。更に、この半導体を使った層状の太陽電池の試作も行っている。

○ZrSe2,WSe2結晶の評価
 

所属学会

以前に所属した学会

  • 日本高分子学会
  • アメリカ材料学会
     

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