向暑の候、皆様におかれましてははますますご健勝のこととお慶び申し上げます。 

 第9回トランスポーター研究会九州部会を、平成28年 10月1日(土)、宮崎市内の宮崎市民プラザにて開催させていただきます。
 トランスポーターとは、細胞膜を隔てた物質の移動に必要な機能タンパク質で、細胞の恒常性を保つために不可欠なものです。トランスポーター研究は、細胞生存に必須な物質や薬剤などの生体内における動態を研究することで、細胞恒常性維持のメカニズムや、薬物動態、トランスポーターが関与する疾患への理解を深めるとともに、医薬品開発、疾患診断・治療法の開発などに役立てようとするものです。トランスポーター研究会は、医学系、薬学系、理学系、農学系、栄養学系の研究者が分野を越えた研究者ネットワークを形成し、トランスポーター研究を発展させていくことを目的として平成17年に設立されました。

  トランスポーター研究会九州部会は、平成19年から開催されており、今回、第9回となる平成28年の九州部会を宮崎で開催する運びとなりました。今回の九州部会において、宮崎大学の多分野の先生方に実行委員として参画して頂き、また、シンポジウムでは植物系から医学系まで多岐にわたる分野の先生方にご講演をいただきます。したがって、トランスポーター研究を多面的に見つめることでトランスポーター研究がさらに発展していくことを願いまして、今回のテーマを「トランスポーター研究を多面的にとらえる」とさせていただきました。

 くしくも第1回トランスポーター研究会開催の地である熊本にて、4月に大地震が発生しました。被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。このような状況の中ではありますが、九州の地でトランスポーター研究をさらに盛り上げる一助となればと思い、本九州部会を開催させていただきたいと思います。7月に京都で開催される第11回トランスポーター研究会年会に引き続き、実りの多い第9回トランスポーター研究会九州部会になればと実行委員一同、鋭意準備を進めているところです。開催時期の10月の宮崎は過ごしやすい気候で、美しい景色、美味しい食事を楽しんでいただけるものと思います。お忙しい中大変恐縮ではございますが、多くの地域からたくさんの皆さまに宮崎に足を運んでいただき、研究交流の機会にしていただければ幸いです。

平成28年6月吉日
第9回トランスポーター研究会九州部会
世話人代表 園田紘子