高感度・広帯域X線天文衛星FORCEで探る高エネルギー宇宙

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日時

2020年2月20日(木)- 21日(金)

場所

京都大学 北部総合教育研究棟
益川ホール
構内マップ(13番の建物)

招待講演者

浅野 勝晃 (東京大学)
榎戸 輝揚 (京都大学)
江副 祐一郎 (首都大学東京)
大橋 隆哉 (首都大学東京)
大平 豊 (東京大学)
勝田 哲 (埼玉大学)
木坂 将大 (東北大学)
田中 周太 (青山学院大学)
辻 直美 (立教大学)
冨永 望 (甲南大学)
中森 健之 (山形大学)
信川 正順 (奈良教育大学)
馬場 彩 (東京大学)
藤田 裕 (大阪大学)
山口 弘悦 (ISAS/JAXA)
Shiu-Hang Lee (京都大学)

世話人

石田 学 (ISAS/JAXA)
上田 佳宏 (京都大学)
内田 裕之 (京都大学)
田中 孝明 (京都大学)
藤田 裕 (大阪大学)
森 浩二 (宮崎大学)

 現在、日本の次期X線天文衛星として検討中の FORCE (Focusing On Relativistic universe and Cosmic Evolution) は、15 秒角を上回る角度分解能で、1–80 keV の広帯域X線を撮像分光する衛星である。特に 10 keV 以上の硬X線帯域では、現行の NuSTAR 衛星を大きく上回る感度を達成する見込みである。
過去2回のワークショップ (2017/11 と 2019/3) では、FORCE によって切り拓くサイエンスの中でも、ブラックホールにおける降着現象を主に取り上げて議論を行った。しかしながら、FORCE の高感度・広帯域を活かすことで、

  • 超新星残骸
  • 超新星
  • 銀河団
  • パルサーとパルサー風星雲
  • 銀河中心領域
  • 巨大ブラックホールからのジェット
  • 太陽系天体

など、様々な天体を対象としたサイエンスも切り拓くことができる。そこで、
今回、過去のワークショップでは主テーマとしては取り扱わなかった、これらのサイエンスについて、現状と課題、FORCE で目指すべき成果、さらには、他波長や理論との連携を議論するために本研究会を企画した。



2月20日(木)
12:30 – 12:40 森 浩二 (宮崎大学) 「はじめに」 pdf
12:40 – 13:10 藤田 裕 (大阪大学) 「銀河団からの硬X線放射」 pdf
13:10 – 13:40 大橋 隆哉 (首都大学東京) 「硬X線で探る銀河団の物理」 pdf
13:40 – 14:10 山口 弘悦 (ISAS/JAXA) 「硬X線で探る熱的プラズマ現象」 pdf
14:10 – 14:40 浅野 勝晃 (東京大学) 「硬X線で探るブレーザーの粒子加速機構」 pdf
14:40 – 15:00 休憩
15:00 – 15:30 井上 進 (理化学研究所) 「中性子星合体における r 過程元素合成のX線診断」 pdf
15:30 – 16:00 Herman S.-H. Lee (京都大学) 「Multi-wavelength modeling of supernova remnants and
        future prospects with FORCE」 pdf
16:00 – 16:30 信川 正順 (奈良教育大学) 「高角度分解能の硬X線観測で観る銀河中心領域」 pdf
16:30 – 17:00 江副 祐一郎 (首都大学東京) 「太陽系からのX線」 pdf
17:00 – 17:30 ポスターディスカッション
18:00 -    懇親会

2月21日(金)
09:15 – 09:45 勝田 哲 (埼玉大学) 「FORCEによる超新星の観測」 pdf
09:45 – 10:15 冨永 望 (甲南大学) 「広帯域X線観測で探る超新星爆発」 pdf
10:15 – 10:45 大平 豊 (東京大学) 「硬X線観測 (1-80 keV)で探る超新星残骸での宇宙線加速」 pdf
10:45 – 11:15 馬場 彩 (東京大学) 「FORCEで見る超新星残骸での宇宙線加速」 pdf
11:15 – 11:45 辻 直美 (立教大学) 「NuSTAR衛星を用いた超新星残骸の観測」 pdf
(昼休憩)
13:00 – 13:30 中森 健之 (山形大学) 「SNR観測におけるVHEガンマ線と広帯域X線観測のシナジー」 pdf
13:30 – 14:00 木坂 将大 (東北大学) 「パルサーからの硬X線放射」 pdf
14:00 – 14:30 榎戸 輝揚 (理化学研究所) 「硬X線で開拓する中性子星のサイエンス (TBC)」 pdf
14:30 – 15:00 田中 周太 (青山学院大学) 「パルサー星雲研究から広帯域X線観測に期待すること」 pdf
15:00 – 15:30 田中 孝明(京都大学)「ディスカッション & 総括」

ポスター講演リスト:
新井 瑞月 (東京大学) 「超新星爆発におけるイジェクタ内での磁場増幅機構」 pdf
池田 裕香 (神戸大学) 「FORCEミッションのサーベイ観測によるAGN検出数予測 (II)」 pdf
鈴木 寛大 (東京大学) 「FORCE搭載SOIピクセル検出器XRPIXのレスポンスシミュレータの開発」 pdf
鶴 剛 (京都大学) 「FORCE搭載用のX線SOIピクセル検出器」 pdf
信川 久実子 (奈良女子大学) 「硬X線で探る星形成領域」 pdf
藤本 信一郎 (熊本高専) 「FORCEで探る超新星爆発における非球対称ニュートリノ放射の痕跡」
山根 悠望子 (名古屋大学) 「30 Doradus Cに付随する分子雲と原子雲」