News & Diary
XRISM,Commissioning calibration phase での取り組みが表彰されました
Xtendメンバーでの記念写真
私たちが開発に関わったXRISM の打ち上げから早いもので一年が経ちました。現在も XRISMは問題無く観測を続けており、私たちが校正に長年携わったX線カメラのXtend は新しい星などを発見し続けています。そんな中、私たちは「Commissioning calibration phase」と呼ばれる運用初期段階におけるXtendの校正期間での取り組みが評価され表彰 されました。上の写真は現在のXtendメンバーでの記念写真になります。そして、今回僕 (前列右から二番目)は「Commissioning calibration phase」での貢献が特別に評価され個人 での表彰をいただきました。ありがとうございます。思い返せば、XRISMが打ちあがって から最初の数か月は、Xtendに異常が無いかチェックして異常があれば原因を調査し、そ れ以外の時間はXtendの性能を評価する作業が一日の大半を占めていました。毎日見るデ ータのほとんどは星に関係ないデータばかりだったので、当時はXRISMが星を観測する 衛星だということを半ば忘れて作業をしていました(笑)。なので、今の自分が天体解析を していると当時の僕が聞くと、逆に「なんで?」と疑問に持つかもしれません。ともか く、僕自身は残り数か月で卒業となりますが、残された時間で良い結果が出せるように頑 張っていきたいと思います。
(文責:市川)