授業科目：獣医放射線学Ⅱ

担当教員：浅沼武敏

　　　　　佐藤裕之

農学部

研究室番号：
Ｈ２１０

英語名：Veterinary Radiology Ⅱ

単位数：２

対象学年：
５年次生

実施時期：後期　月曜日５〜６時限

教室等：１０１

＜授業のねらい＞

教育目的　X線撮影およびX線写真の特性を理解し、動物の正常X線解剖について、代表的な疾患の診断法を学ぶ。

到達目標　同上。

＜授業内容＞

授業計画　（カッコ内はキーワード）

１．X線撮影と読影の基礎（X線透過性、コントラスト、歪みと虚像、先鋭度、2方向撮影、保定）

２．X線造影検査法

３．胸部１（正常解剖、気管、肺、縦隔、胸膜、横隔膜）

４．胸部２（心臓、大血管、肺循環、循環器障害概論、心肺の異常像）

５．胸部３（先天性心疾患、後天性心疾患、肺疾患）

６．頭部と頚部（正常解剖、頭蓋、鼻腔、歯）

７．脊椎（正常解剖、先天性疾患、脱臼、脊椎疾患、椎間板ヘルニア、腫瘍）

８．四肢と関節１（正常解剖、骨の疾患、骨折、腫瘍）

９．四肢と関節２（先天性疾患、関節炎、肩関節、肘関節）

10．四肢と関節３（手根関節、股関節、骨盤、膝関節）

11. 腹部１（腹腔、食道、肝臓、胆嚢、脾臓）

12. 腹部２（膵臓、胃、小腸、大腸）

13. 腹部３（腎臓、尿管、膀胱、尿道、副腎）

14. 腹部４（生殖器）

15.　期末試験

教材：小動物の臨床X線診断［第２版］、菅沼常徳／監訳、メディカルサイエンス社（ISBN4-89995-162-0、本体定価14,200円）。

参考文献：・カラーアトラス獣医解剖学（上巻・下巻）　カラーアトラス獣医解剖学編集委員会／監訳、チクサン出版社

・ Veterinary Diagnostic Radiology, 5th Ed. Thrall DE, Saunders Elsevier

・ 犬と猫の臨床X線・総合画像診断　菅沼常徳／監訳　インターズー

・ 小動物臨床ピクチャーテスト　画像診断編　C.R.Lamb／著　菅沼常徳／監訳、チクサン出版

備考：

1) 履修上の注意：本講義では、獣医放射線学の一部の取扱となるため、獣医放射線学Ⅰおよび獣医放射線学実習を履修しなければならない。

2) 評価方法：定期試験等の結果を総合して評価する。

3) 評価基準：履修内規の標準成績評価基準に拠る。

4) 関連する授業科目：獣医放射線学Ⅰ、獣医放射線学実習

5) その他：オフィスアワー　木曜日　５〜６時限