授業科目:獣医放射線学教室専修実験

担当教員:浅沼武敏

     佐藤裕之

農学部

研究室番号:H210

英語名:Experiment in Veterinary Radiology Laboratory

単位数:2

対象学年:
4年次生

実施時期:前期・後期

教室等:H218


<授業のねらい>

教育目的 1.放射線治療の基礎となる放射線生物学について学ぶ。

     2.各種画像診断機器の取扱い、画像解析法、画像診断の基礎を学ぶ。

     3.神経疾患の診断法、治療法について学ぶ。

到達目標 獣医師に求められる広義の放射線学について

 

<授業内容>

当教室で行う専修実験は以下を予定している。

1.低酸素条件の腫瘍転移に関与する研究

2.抗酸化剤の抗腫瘍効果に関する研究

3.CT画像における造影剤の効果に関する研究

4.先天性および後天性神経疾患・代謝病(主に頭蓋内疾患)の各種診断法に関する研究

5.脳内の痛み応答部位と麻酔深度に関する研究

6.脳脊髄液を用いた神経疾患の病勢判定および予後判定に関する研究

 

習得する事項

 動物の保定法

 単純X線撮影法

 CT断層撮影法

 デジタルデータ処理法および画像処理法

 三次元画像処理法

 遺伝性神経疾患・代謝病診断法

 放射線安全取扱(放射線取扱主任者資格のための基礎知識)

 各種画像診断法の基本

 放射線治療法の基礎

参考文献等:

・放射線生物学、日本放射線技術学会/監修、オーム社

・放射線生物学概論、吉井義一/著、北海道大学図書刊行会

放射線基礎医学、菅原努/監修、金芳堂

がんの放射線治療、西尾正道/著、日本評論社

小動物の臨床X線診断[第2版]、菅沼常徳/監訳、メディカルサイエンス社

・カラーアトラス獣医解剖学(上巻・下巻) カラーアトラス獣医解剖学編集委員会/監訳、チクサン出版社

Veterinary Diagnostic Radiology, 5th Ed. Thrall DE, Saunders Elsevier

犬と猫の臨床X線・総合画像診断 菅沼常徳/監訳 インターズー

小動物臨床ピクチャーテスト 画像診断編 C.R.Lamb/著 菅沼常徳/監訳、チクサン出版

 

備考:

1) 評価方法:履修内規の標準成績評価基準に拠る。

2) 評価基準:受講態度、実験態度、文献調査力、考察力で評価

3) 関連する授業科目:獣医放射線学ⅠおよびⅡ、獣医放射線学実習、同位元素利用論

4) その他:オフィスアワー 木曜日 5〜6時限