獣医生理学研究室

 

生理学講座では、入室した学生は、卒業時までに学会発表または、論文発表を行うことを一つの義務であると考えています。4年生は1年で完結するテーマで研究を行うか、5,6年生で 行う研究のための準備として基礎的な研究技術、考え方を身につけます。

研究は、自分で考えて計画したことを実行して試行錯誤し、その結果を考察、発表することを通して、自分自身で課題を乗り越える能力をつける貴重な経験です。

探求、研究する楽しさを味わってほしいと願っています。また、社会人としての基本的なあり方を身につけてほしいと思っています。

受け入れ可能人数は、本入室では3です。

 

欧文獣医学演習

毎週一回欧文セミナーを行います。論文を読んで、理解することは、研究を行う上で、必要不可欠なスキルです。これまでに明らかにされてきた、知見や実験手法や、実験計画や考え方など、さまざまなことを学ぶことができます。セミナーでは、各自の研究テーマに関係した論文をインターネットの検索システムなどを用いて選択し、紹介します。紹介者は、要旨、図表、引用文献を切り貼りした用紙を配布して、論文の背景や目的、方法、結果、考察などを自分なりにまとめて、わかりやすく説明し、出席者の質問に答えます。質問する力、それに応える力をつけることも重視しています。

 

講座専修実験

基本的には、講座専修実験は、指導教員と相談の上、下記の選択肢から選んで行います。1年で完結するテーマを、以下の中から選択し、指導のもとで、卒論と同様に自分で進んで論文を読み、実験を行って研究成果をまとめます。5,6年次へつなげることも可能です。

@新規ペプチドの機能解析

A鳥類および哺乳類の時計機構の解析

B食欲と運動制御の解析

Cアミノ酸の生理機能に関する研究

D肥満動物モデルによる肥満発症機構の解析

Eその他

 

その他

ラット、マウスの飼育当番、実験室の管理、掃除など研究に付随したものを率先して行うことが大切です。歓迎会、夏のキャンプ、卒論慰労会&クリスマス会、追いコンへの参加も必要です。特に、意欲のある人、自分本位でない人、率先して手伝いをする人、根気のある人を望みます。

入室許可は、面接後決定します。決定前に必ず面接に来てください。

生理学講座のホームページ: http://www.agr.miyazaki-u.ac.jp/~vet/vet_HP1.htm



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