永延は麻酔・疼痛管理、心肺蘇生、眼科に、鳥巣は外科手術、消化器疾患（特に肝疾患）、内視鏡検査、腹腔鏡検査や手術、栄養療法などに力を入れて臨床・研究に取り組んでおります。臨床例は小動物の 症例が多いのですが、上述の分野では大動物、エキゾチック動物にも対応しております。最近は、イルカの手術／麻酔の研究や臨床も水族館と共同で行っています。

これらの中で、重症動物の全身管理・麻酔管理・疼痛管理は、永延、鳥巣の双方に共通した臨床・研究テーマです。これらをきちんと行うためには、呼吸、循環、代謝、内分泌、血液、その他、生体のあらゆる生理・薬理・解剖を理解して応用する必要があり、また病態によっては微生物、病理などに関す る知識とその応用が必要となります。

本研究室では教員も一生懸命全力でやっております。ですから、学生さんにも、やる気を期待します。もちろん適度な休息や息抜きは必要ですが。学生さんには、研究室の仕事（ゼミや研究テーマなど）と動物病院の仕事との両方をまじめにやれば、少なくとも卒業後に小動物臨床の上記分野においては即戦力となれる程度の力をつけていただくことを 目指してトレーニングを行います。（詳しくは、学生募集のPDFをご覧ください）