研究所長:宮崎大学名誉教授 長谷川 武夫

グループ名

教授

准教授
原子物理理論 大崎 明彦 五十嵐 明則
基礎数理科学

辻川 亨

飯田 雅人

藤井 良宜 (教育文化学部)

壁谷 喜継(大阪府立大学)

矢崎 成俊

大塚 浩史

北 直泰(教育文化学部)

大崎 浩一(関西学院大学)

流体力学 小園 茂平
高分子科学 湯井 敏文
資源環境化学 田畑 研二
複雑系科学 田中 美栄子 (鳥取大学) 櫻井 建成(千葉大学)

原子物理理論グループ

氏名

研究分野

研究内容
大崎 明彦 原子衝突理論 1.プラズマ中の原子・分子素過程(電子やイオンの衝突断面積)の計算と多体の同時衝突理論の定式化の研究を行っている.
2.電子衝突による分子の回転励起断面積の計算を行っている.
3.三原子反応系の量子論的計算とそれに関わるプログラムコードの開発・整備を行っている.
五十嵐 明則 原子衝突理論 1.核融合プラズマ中の原子分子素過程の断面積計算をしています.
2.エキゾチック原子生成衝突過程の理論的研究をしています.

基礎数理科学グループ

氏名

研究分野

研究内容
辻川 亨 非線形偏微分方程式、非平衡系科学 1.化学物質の濃度に依存して集合する生物の個体密度の時間・空間変化を記述したモデル方程式からパターン形成のメカニズムを特異極限法と数値シミュレーションを用いて研究しています.
2.移流を持つ非線形反応拡散方程式の時間大域解の存在とアトラクター次元の計算を関数解析の手法を用いて研究をしています.
矢崎 成俊 非線形微分方程式、結晶成長、雪 1.界面運動を記述する微分方程式の理論的解析、特に解の漸近挙動や自己相似解の分類に興味を持っている.また、関連して数値シミュレーションや数値解析も行なっている.
2.雪の結晶成長のモデル微分方程式を導出することを最終目標に、現在は既存のモデルの検証をおこなっている.また、雪全般の性質にも興味を持っている.
藤井 良宜 数理統計学,  計量生物学 1.疫学研究等の複雑な調査研究の調査デザインと統計解析手法の数理的な性質
を研究している.
2.正規混合分布によるクラスター分けとそれに基づく統計解析手法に関する研
究を行っている.
北 直泰 偏微分方程式論 光ファイバー内を伝わる信号の崩れ具合や流体中の渦糸の動き, そして, プラズマ中を伝わる電磁波の様子などは非線形シュレーディンガー方程式と呼ばれる近似モデルによって記述される。この非線形シュレーディンガー方程式の初期値問題について, 解の構造を決定することが研究の目標。特にパルス状の初期データを与えたときに, 非線形効果による影響が解にどのように現れるのかを検出中である。
大崎浩一 非線形微分方程式,力学系,分岐理論,パターン形成 反応・拡散・流体系の研究は,静的な動物表皮パターンや動的な神経電位波等の発生機構を解明しつつある.様々なパターン発生機構を説明しうる可能性のあるこの系は,これまで多くの数学の課題を提供してきた: 解の存在と漸近挙動,定常解と対称性崩等々.本研究では,このような解の構造に関する課題を解決するため,力学系理論や分岐理論の視点からアプローチを行い,現象の機構解明を目指す.

流体力学グループ

氏名

研究分野

研究内容
小園 茂平 流体力学、 風工学、 気象学 1.ファンを多数使用したマルチファン型風洞により乱流を人工的に生成し,効率的な強乱場制御への道筋を研究している.
2.非対称環境下に置かれたブラフボディからの放出渦のダイナミクスをPIV解析,数値シミュレーションなどに基づき研究している.

高分子科学グループ

氏名

研究分野

研究内容
湯井 敏文 糖鎖工学、高分子固体構造学 1.生体高分子、特に多糖類、オリゴ糖、および糖質関連分子の糖鎖部分の立体構造や立体配座解析、結晶構造における分子集合状態を、計算化学法およびX線回折法を手段として研究している.

複雑系グループ

氏名

研究分野

研究内容
村尾 健次(宮崎大学名誉教授) 回路・システム系の非線形問題 1.非線形予測とその応用に関する研究
2.セルラーニューラルネットワークを用いた動的認知・記憶システムの開発
田中 美栄子 経済物理学、高頻度金融データ解析、非侵襲診断 1.価格変動の様相を人工社会モデルと高頻度データの解析との両面から研究している.
2.生体データから特徴を拾い出して瞬時診断できるプログラムを開発している.

研究プロジェクト

プロジェクト名

メンバー

プロジェクト内容

補助金
金属触媒反応のパターン形成 辻川亨(宮崎大学)     八木厚志(大阪大学)   A. S. Mikhailov(マックス・プランク研究所) 白金を触媒とする一酸化炭素と酸素の反応モデル方程式についての数値シミュレーションによるパターン形成のメカニズムの解析及びグローバルアトラクターの存在を理論的に解析する。 科学研究費補助金基盤研究(C)(研究代表者:辻川亨)
プラズマ中の原子素過程における相対論を用いた電子と多価イオンの衝突過程 大崎明彦、五十嵐明則(宮崎大学)  
Prof. Keith A. Berrington(Sheffield Hallam University, Sheffield, UK)
電子衝突による多価イオンの励起過程における衝突断面積及び励起反応係数の研究およびその相対論的効果の研究
光フィードバックシステムを考慮したベロゾフ・ザボチンスキー反応について 辻川亨(宮崎大学)、大崎浩一、櫻井建成(宇部工業高等専門学校) BZ反応系における時間・空間パターンのフィードバックシステムを用いた制御に関する研究を行っています。特に、時間的に変化するスパイラルパターンを光で制御することにより、定常及び周期パターンが出現する現象をモデル方程式を理論と数値計算により解析する。 科学研究費補助金基盤研究(C)(研究代表者:櫻井建成)
高頻度金融データのデータベース整理と計算機解析 田中美栄子(鳥取大学/総合研究大学院大学)、田村義保(統計数理研究所/総合研究大学院大学) 理工系の知識と技術を援用して経済現象を理解し、また実データに基づいた金融工学の研究を行って行こうとする若い研究者を支援するため年3回程度の研究会を統計数理研究所に於いて開催し、また金融データの相互利用に向けての支援を行っている。
為替レートと乱流の相似性 田中美栄子(鳥取大学)、小園茂平、宮城弘守(宮崎大学) 為替レートと乱れた気流変動の時刻歴のいろいろな統計量(確率密度関数,モーメントのスケーリングなど)を求め,両者の相似性を比較・検討する.
相転移現象のモデリングとその解析 辻川亨、矢崎成俊、小園茂平(宮崎大学) 相転移現象の例として、雪の結晶成長、チンダル像及び過冷却水の凝結の実験を通じ、モデル方程式を構築し、その数学解析、及び数値シミュレーションを行う. 平成15年度宮崎大学工学部重点経費(研究代表者:辻川亨)
非線形シュレーディンガー方程式の初期値問題における解の漸近挙動 北 直泰(宮崎大学) 非線形シュレーディンガー方程式の初期値問題について, 時刻の経過に伴う解の形状変化を追及する。3次の非線形性が方程式に含まれる場合には小さなデータに対して解の
様子が抜き出されているが,「大きな」データの場合になると数学的に手の施しようが無いのが現状である。そこで, 初期データにかなりの具体性を課してでも解の挙動をつかもうと画策中である。
科学研究費補助金若手研究(B)(研究代表者:北 直泰)
反応・拡散・流体系に現れる時空間パターンの発生機構 大崎浩一(宇部高専),櫻井建成(千葉大学),辻川亨(宮崎大学) 反応・拡散・流体系特有のパターンの発見とその発生機構に関する研究を行う.六角形パターン等の発生を対称性崩壊の現象ととらえ,分岐理論を用いた理論証明とシミュレーションによる分岐枝の追跡を行う. 科学研究費補助金若手研究(B) (研究代表者: 大崎浩一)

講演会

講演会名

講演者及び題目

日時

会場

現象と数理

(第1回)

●矢崎 成俊 (材料物理工学科)

    「雪結晶成長モデルの構築に向けて」


●小園 茂平 (材料物理工学科)

    「カルマン渦が弱まる時」


●田中 美栄子(情報システム工学科)
    「痛くない診断法」

平成15年5月22日(木)

15:00-17:00

宮崎大学総合研究棟

プレゼンテーション室

(参加人数30数名)

現象と数理

(第2回)

●櫻井 建成(宇部工業高等専門学校)

「光フィードバックを用いた化学反応波の制御」

平成15年6月6日(金)

16:10−17:10

宮崎大学工学部

B201教室

数理と現象

(第3回)

浅田祐士郎(宮崎大学医学部)

「動脈硬化と血栓の成り立ち」

平成16年5月18日(火)

16:30−18:00

宮崎大学工学部

A214演習室

数理と現象

(第4回)

酒井 剛(物質環境化学科)

「半導体ガスセンサの微細構造制御による高性能化」

平成16年7月2日(金)

  16:40−18:00

宮崎大学工学部

A214演習室

2004年宮崎大学夏の学校

●長谷川 武夫(宮崎大学工学部)

●川野 日郎(宮崎大学名誉教授)

平成16年7月24日(木)

9:30−12:30

宮崎大学総合研究棟

プレゼンテーション室

研究集会

                     
研究会名 日時 会場
PDEs and Phenomena in Miyazaki 2003

平成15年10月31日(金)14:30

−11月2日(日)12:50

宮崎大学工学部D棟プレゼンテーション室

PDEs and Pheniomena in Miyazaki 2004

平成16年11月19日(金)14:30

−11月21日(日)12:50

宮崎大学工学部D棟プレゼンテーション室

PDEs and Pheniomena in Miyazaki 2005

平成17年11月18日(金)14:30

−11月19日(土)17:30

宮崎大学工学部D棟プレゼンテーション室

PDEs and Pheniomena in Miyazaki 2006

平成18年11月17日(金)

−11月18日(土)

宮崎大学工学部D棟プレゼンテーション室

PDFs and Phenomena in Miyazaki 2007

平成19年11月16日(金)14:30

−11月17日(土)12:30

宮崎大学工学部D棟プレゼンテーション室

PDFs and Phenomena in Miyazaki 2008

平成20年11月14日(金)14:00

−11月15日(土)18:00

宮崎大学工学部D棟プレゼンテーション室

PDFs and Phenomena in Miyazaki 2009

平成21年11月20日(金)14:00

−11月21日(土)17:30

宮崎大学工学部D棟プレゼンテーション室

PDFs and Phenomena in Miyazaki 2010

平成22年11月20日(土)14:00

−11月21日(日)17:25

宮崎大学工学部B棟B209教室

関連記事

                    

研究集会・シンポジウム名

日時

会場
主催・協賛(連絡先)
自然共生のためのコンピューターサイエンスの役割 〜物質・生命・環境への展開〜

平成16年10月28日

(木)10:00−17:00
フェニックスシーガイアリゾート ・ワールドコンベンションセンター

宮崎大学工学部自然共生エネルギー研究センター

(工学部物質環境化学科・湯井敏文・ 0985-58-7319)

生体高分子モデリング・シミュレーションおよび材料設計シミュレーションソフトのデモンストレーション

平成17年4月8日

(金)10:00−17:00
宮崎大学図書館2階視聴覚室

フロンティア科学実験総合センター

アクセルリス(株)

ダイキン工業(株)

(工学部物質環境化学科・湯井敏文・ 0985-58-7319)

おはなし

 
著者 内容
辻川 亨 オクラホマパズルと数学 パズル

連絡先:宮崎大学工学部材料物理工学科応用数学事務室

TEL0985-58-7288&FAX0985-58-7289