授業の概要
応用数学2 第1回 2004年12月2日 14:50〜16:20
講義名:応用数学2
日程:月,木の週2回.
教室:B-102
この授業では、フーリエ級数,フーリエ変換,ラプラス変換の基本概念や
論理構造,およびその応用を学ぶ.
自己紹介
評価
期末のテストによって成績をつける.
日程
15回
目標
-
工学的な視点からみて面白い,もしくは役に立つことの講義をおこなう.
数学者になるための人向けの講義ではないので,
数学的に面白い事でも結果だけを簡単に紹介することが多い.
それよりは,現実に,どう活かされているのか,いくのかを紹介する.
- いろいろでてくる疑問に対し,それなりに自分自身で納得のいく回答をみつける
- 何が面白いのか
- 何の役に立つのか.
- なぜわざわざこういうことをやるのか.
-
どの内容も,式変形による代数的な理解より,
図形的なイメージを描けるものは,
幾何学的な理解の仕方を講義では示していく.
試験では,主に計算問題を出題するが,
計算間違いはよくあることなので,
採点は上記のようなことを理解しているかどうかを重視したい.
全体像
- フーリエ解析とは何か.
- 関数もしくは信号を f(x)とか f(t) と書く.
x とか t は,この講義では1次元.
f(t) を時間 t の関数だと思って音声信号のようなものをイメージすればいい.
x が2次元になると f(x) は画像.
-
フーリエ級数:単振動の重ね合わせで信号を表現する.
-
--> 様々な周期の sin, cos の重みづけ和で信号が表現できる
- 周期的とは.
- オイラーの公式
- 複素フーリエ級数
- 周期 -> ∞ と考えれば,フーリエ変換
- 時間軸表示 <--> 周波数表示
- フーリエ変換の例
講義の進め方
- 教科書 (7,9,10章は時間の関係でおそらくできない):
- 第1章 フーリエ級数: すべての基礎
- 第2章 収束定理 ★:
どういう関数なら収束するか,についての説明のみ.
- 第3章 デルタ関数: 必要な部分のみ.
- 第4章 フーリエ変換
- 第5章 ラプラス変換
- 第6章 線形常微分方程式の解放
- 第8章 線形システムの解析: 面白くて為になる. 先にやるかもしれない.
他の科目との関係
- 線形代数
- 関数 f(x) または 信号 f(t) を要素が無限個のベクトルだと思えば,線形代数の話.
- 固有値 --> 固有関数,ベクトルの大きさ --> ノルム
- 基底ベクトルとの内積により基底ベクトル方向の成分を抽出 --> フーリエ係数
- 「直交:内積=0」という概念も一般化できる.
- 線形システム
- 制御工学
- 情報理論
- 確率論
- 信号処理
キーワード
- 基底
- 直交
- 重ね合せの原理
- 情報の表現の仕方
- 信号(音声,画像)
- スペクトル