総務省 FORWARD事業

FORWARD事業について

「持続可能な電波有効利用のための基盤技術研究開発事業(FORWARD)」は、総務省が推進する研究開発事業です。電波の有効利用を促進し、Society 5.0の実現に向けた無線通信技術の研究開発を支援しています。

採択課題

低電力電波センサによる心拍推定を活用した牛の分娩難産予測システムの研究開発

研究代表者: ThiThi Zin(ティティズイン)(宮崎大学)

研究期間: 4か年度(予定)

部門: デジタルインフラ構築部門

研究概要

低電力電波センサを活用し、心拍数を指標にした牛の分娩難産予測システムの研究開発を行います。九州地域では、牛舎が散在しており、分娩異常時に迅速な介入が困難です。本研究では、電波センシングシステムによる心拍推定、画像処理技術とAIを用いた分娩予測、Mixed Reality(MR)デバイスによる3Dモデル診断技術を統合し、遠隔地から獣医師が適切な助産指示を行えるようにします。

社会への貢献

本研究により、獣医師の移動負担を軽減し、難産による分娩事故を減少させることができます。これにより、地域課題解決と持続可能な畜産業の発展に貢献し、九州地域における畜産業の競争力向上を目指します。