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　親水性と親油性を合わせ持つ両親媒性化合物に、光機能性を 付与した物質に関する研究を展開している。機能性部位として金属ポルフィリンを有する場合、水溶性光増感剤として注目している。

　両親媒性化合物は、分子同士が集合することで会合体を形成したり、特異な相互作用を有する場合が多い。また、水溶性でありながら、有機溶媒への高い分配性を有する。水中での会合体形成や、ミセル、リポソーム、細胞膜との親和性が期待できることから、生化学・医療分野への応用が考えられる。