事業の概要
目的
全国有数の農業生産額を誇る宮崎県を地位的基盤とし、農業団体との連携協力による実践教育の展開により、国際標準の適正農業規範(GAP)に沿った食の安全管理専門職業人を養成する。
必要性・重要性
世界的な食料流通が進み、食のリスク管理が世界的な問題となっており、高等教育に国際標準のGAPに対応できる食の安全管理専門職業人の育成が求められている。
取組内容の概要
本事業では、「実践型教育プログラムの開発」と「教育の質の保証」の2つの課題に取り組む。
「実践型教育プログラムの開発」
1)学生および社会人ためのGAPに対応した人材育成カリキュラムの整備
2)GAP指導員講座、GAP模擬実習およびGAP概論の設置
3)GAP先進企業及び海外視察
4)食の安全・安心に関する市民公開シンポジウムの開催
「教育の質の保証」
1)ポートフォリオの導入
2)産業区分を超えたFD/SD活動
3)テレビ会議システム等を利用した教育
第2期中期目標期間中は、プログラムが産業や社会に与える影響を調査、改善しながら、学長裁量経費や学内の人員配置の見直し等により本事業を継続、発展させていく。
期待される効果
本プログラムを開発することにより、食の安全管理に精通した修了生を社会に輩出することができる。また、GAP制度の重要性を理解することで、GAPを導入する農業法人が増加し、農産物の付加価値が向上することから、地域の農業を活性化することができる。