研究室について
武田研究室は、半導体センサを使って「見えないもの」を「見えるもの」に変える研究をしています。
X線・中性子・ミュオン — 目には見えない放射線や粒子は、物質の内部を「透視」する力を持っています。これらを精度よく「捉える」センサと、そのデータを処理・分析するシステムをゼロから作ることで、物質の内部構造や宇宙の現象など、これまで見えなかった世界を明らかにすることを目指しています。
研究の3つの特徴
計測を「理解」につなげる
計測はデータを集めるためだけの手段ではありません。「どう計測するか」という問いは、「何を理解したいか」という問いと切り離せません。研究室では、観測したいものを深く考えることから始め、それに最適な計測手法を設計するアプローチを大切にしています。
壊さずに情報を取り出す
放射線や粒子を使った計測の大きな強みは、物質を傷つけずに内部の情報を取り出せる点にあります。電池の検査、文化財の分析、材料の評価 — 壊してしまえば二度と元には戻らないものを調べるとき、非破壊計測は唯一の手段になります。
センサから解析まで、一体で考える
センサの設計、電子回路の構築、FPGAによるリアルタイム信号処理、そしてデータ解析まで——研究室ではこれらを一体のシステムとして考えます。ハードウェアとソフトウェアの両方に触れながら、「作って、測って、考える」サイクルを回していきます。
こんな人に来てほしい
特定の専門知識よりも、「興味と意欲」を大切にしています。以下のような方は、きっと研究室に合うと思います:
- カメラや計測装置の開発に興味がある
- ハードウェアからソフトウェアまで幅広くやってみたい
- 素粒子・原子核・宇宙に興味がある
- 工学的なものづくりで研究開発をしたい
- 粒子や放射線を使ったアプリケーション開発に興味がある
興味があれば気軽に連絡してください。
指導方針
「自ら考え、手を動かし、議論する力」を育てることを大切にしています。
研究室では、学生一人ひとりが自分のテーマを持ち、主体的に取り組むことを基本としています。詰まったときには一緒に考え、上手くいったときは一緒に喜ぶ — そういうチームでありたいと思っています。
センサを作り、粒子を捉え、世界の見え方を変える — そんなことを一緒に楽しめる学生を待っています。