都井岬不食草除去作業1回目

「都井岬不食草除去作業 第一回」
先日、今年初めての試みとして、半野生馬が生息する都井岬で宮崎大学の学生による不食草除去作業が開催されました。この作業は、御崎馬の冬場の餌を確保するために、馬が食べられない、いわゆる“不食草”を取り除くというものです。今年は宮崎大学の学生が新たに加わりました。

5月20日、21日の二日間で宮崎大学農学部の獣医学科20名、畜産草地学科15名が参加しました。
当初は雨が心配でしたが、二日間とも天候に恵まれました。

学生一同、初めての鍬に苦戦しましたが、牧組合の方々に教えてもらって頑張りました!土壌に不食草の根が残らないように、“根こそぎ”取り除くのはとっても大変ですね!

作業の後は、皆さんで食事を楽しみました。串間のお魚はとてもおいしかったです!

とても天気が良かったので、たくさんの馬が見られました。そして、今の時期は小さくて可愛い仔馬に遭遇できます。皆さんも是非、都井岬に来てください!

 

【補足説明】2年継続していた冬季補助飼料給餌ですが、今年の3月で終了となりました。
今年度より草地面積の拡大による冬季エサ場の確保を目的として、不食草除去作業を全国乗馬倶楽部振興協会の補助金事業で実施することになりました。以前は草刈り機で除草後、根切り作業をしていたのですが、近年は組合員数の減少と高齢化で草刈り機のみでの除草作業になっていました。今回、若さ溢れる学生ボランティアを募り、根切り作業まですることになりました。昨年までは小松ヶ丘と扇山を隔年で草刈り機で除草していたのですが、今年は小松ヶ丘と扇山の両方実施します。小松ヶ丘の不食草除去作業は5月に終了し、6月初旬に扇山を予定しています。


2023年05月22日