今年初めての海外出張です(2026年1月29日から2月1日)。
今回は、ベトナムにあるワクチン会社 AVAC VITETNAM JPINT STOCK COMPANYと共同研究の打ち合わせを目的に向かいました。
この会社にはラボの卒業生であるディエップ先生が勤務されており、そのつながりから今回招待して頂きました。
初日はスケジュールの都合上、会社へ向かわずに職員の方と一緒にベトナムコーヒーとベトナム料理を楽しみました。
ベトナムのコーヒー(左上)は黒い入れ物で一杯ずつ抽出するため、香りが強くフルーティーな味を感じました。
ベトナム料理として、鶏肉の蒸し料理、鍋、魚と香草の炒め物、豆腐や豚肉の炒め物をいただきました。タイ料理とくらべてヘルシーで辛みもほとんど無くおいしくいただきました。ビールはやや薄味でした。
2日目はAVACを訪れました。3年ぶりにディエップ先生と面会しました。大学在籍と変わらず気さくに出迎えてくれました。AVACは、ベトナムでアフリカ豚熱(ASF)の生ワクチンを製造している会社で、ベトナム国内のみならず国外にも輸出しているそうです。実際に、ワクチンを打った農場ではASFの発生がおさえられているようですが、現在ハイブリッド型とよばれるタイプのASFが流行しており、ワクチンの改良をおこなっていると伺いました。その際に、ASFの共同研究に関する打ち合わせを行いました。
その後、部下の方に会社の施設を案内して頂きました。こちらは、細胞培養や遺伝子検査をする部屋です。倒立顕微鏡、サーマルサイクラー、安全キャビネット、リアルタイムPCRなどの器材が導入されていました。
ワクチンを製造保管している別の建物を案内して頂きました。出入り口では専用の衣服と靴を着用し、内部に入りました。
午後からは、私から職員の皆さんに病理解剖から標本作製に至るまでの工程について説明を2時間程度行いました。
なかなか理解が難しい分野だと思いますが、皆さん真剣なまなざしで質問をしてくれました。
夜は、AVACの職員と一緒にハノイ市内のレストランでベトナムの伝統料理を楽しみました。左上から、ウナギの唐揚げ、おかき、カエル肉の煮物、豚肉と香草の煮物、タロイモのスープ、ビールです。カエル肉は淡泊な味で鶏に近い味がしました。タロイモはとても特徴的な色をしていますが、味はほとんどしない不思議な食べ物でした。
食事後、ハノイ市内のホアンキエム湖を訪れました。こちらの中央部に玉山祠と寺がそびえており、ライトアップされていました。敷地内には2メートルを超えるカメの剥製が展示されていました。池の周囲には多数の出店や観光客がおり、夜なのに大変賑わいがありました。
3日目は朝8時半からAVACのセミナーに参加しました。
最初にAVACの職員2名より、クロストリジウム菌と安全キャビネットに関するセミナーが行われました。発表後は、ディエップ先生たちと長時間にわたってディスカッションを行っていました。双方向のセミナーは素晴らしい取り組みでした。
その後、私から日本と本学の獣医学教育について簡単に説明しました。ベトナムと日本では獣医学教育のシステムが異なっており、CBTやvetOSCE、国家試験の説明等を丁寧に行いました。AVACには獣医師が少なく、獣医学科ではどういったことを学ぶのかをよく知らないようでした。実は、私が学部4年生時に、ディエップ先生が博士課程で入室されたので、その当時の写真も紹介しました。左下の写真の右端がディエップ先生です。平井先生、山口先生もお若いですね。
最後に集合写真。
今回の打ち合わせでは、ベトナムにおけるASFの現状、そして今後の共同研究の進め方について議論することができました。
日本の近隣国でもASFの発生が見られており、ASFの研究は日本でも早急に取り組むべきものと強く感じました。
また、ラボの卒業生であるディエップ先生と共同研究ができることに大変嬉しく思います。
最後に、今回の訪問でお世話になりましたAVACの皆様に厚く御礼申し上げます。




















































