令和7年度・第1回不食草除去作業
2025年6月14日から15日にかけて、今年度1回目の不食草除去作業を実施しました。本作業は、御崎馬が食べることのできない“不食草”を取り除き、冬季の採食環境を整えることを目的としています。
今回は、宮崎大学農学部獣医学科から18名、畜産草地科学科から8名、さらに岡山理科大学獣医学部から5名、計31名が参加しました。
作業風景の一部です。皆で力を合わせて不食草の除去に取り組みました🌿
作業を行った成果の一部です。2日間かけて広い範囲の草を刈り取り、大量の不食草を除去することができました! 草刈り機の導入と手作業の併用により、効率よく進めることができ、目に見える成果を感じることができました。
ノイバラ(野茨)は、バラ科の落葉性のつる性低木で、日本のノバラの代表的な種です。主に北海道から九州にかけて全国的に分布し、山野に多く自生します。枝には鋭いトゲがありイメージ図のように地中に太い地下茎を広く伸ばしています。都井岬ではノイバラが多く繁茂していました。
ノイバラは太い地下茎を広範囲に張り巡らせています。そのため今回の不食草除去では草刈り機を導入し、作業の効率化を図りました。草刈り機を使用して、地表に出ている茎を刈り取り、地中に残った地下茎を鍬を用いて堀り起こしました。余すことなく地下茎を抜くことでノイバラの再生を防ぎ、御崎馬が採食可能な草を増やすことにつながります。
作業後は黄金荘で夕食をいただきました。地元の食材を活かした料理はどれもとても美味しく、疲れた身体に染みわたるようでした。また、畜産実習のために宮崎を訪れていた岡山理科大学の皆さんと交流する機会にも恵まれ、大学の垣根を越えた楽しいひとときを過ごすことができました。
作業の合間には御崎馬を見ることができ、今年生まれた仔馬も見ることができました!2回目の作業は6月28日29日を予定しています。次回は天気に恵まれることを願っています🌞