令和7年度 第3回宮崎県病理分科会

2026年1月7日 宮崎県職員を対象とした獣医病理の研修会を実施しました。
昨年度、好評だった免疫染色に関する実技実習を今年も実施しました。
当日は9名の県職員の方が参加されました。
新規採用職員もいましたので、今年も免疫染色法の原理やスキルについて説明させていただきました。

免疫染色はHE染色と同じぐらい広く一般に認識されている手法でありますが、細かなテクニックが求められる技法と感じています。
例えば、豚や牛で反応する抗体は異なりますし、抗体毎で賦活化条件や発色時間も変わってきます。その点について丁寧に説明を行いました。

染色後は、職員とともに標本の評価を行いました。 判定方法については、昨年度と比べて一定の理解が進んでいる様子が見受けられました。一方で、HE染色から推定した症例の中に、予想に反して染色されないケース(サイトケラチン・ビメンチンともに陰性)が認められました。
免疫染色はあくまで補助的なツールであり、必ずしもすべての症例が期待どおりに染まるとは限りません。その結果を踏まえたうえでも、診断において最も重要なのは、組織所見を丁寧に観察し、そこから適切に判断する姿勢です。
免疫染色ありきの考え方では、診断能力の向上にはつながりにくいと感じます。ぜひ、HE染色を基本とし、正しい診断へ結びつく所見をしっかり捉えることを常に意識していただきたいと思います。

今回は、研究室近くのハンバーガー屋さん(The Good Daysさん)で昼食をとりました。私は、アボカドチーズバーガーのセットを注文しました。食べ応えがあり、とてもおいしかったです。段取りしてくださりまして、誠にありがとうございました。

県職員向けの病理研修会は、今回が3回目の開催でした。
次回は2月に外部講師を招いて実施予定です。

2026年01月30日