ご挨拶

宮崎大学農学部附属動物病院は1940(昭和15)年に開設された後、1953(昭和28)年に農学部附属施設となり、1985(昭和60)年に現在の木花キャンパスに移転しました。以降、長年に渡り、獣医学教育の臨床教育病院かつ、地域獣医療の中核を担う高度動物診療施設としての役割を果たしてきました。
現在は、2023(令和5)年度に実施された改修工事後の動物病院施設にて、各専門診療科に分かれた伴侶動物診療科と、総合内科・外科、繁殖・内分泌などを対象とした産業動物診療科が稼働しております。
診療は完全予約制の紹介制としており、基本的には各診療科がそれぞれの専門性にしたがって紹介症例の診察をおこなっております。獣医師と愛玩動物看護士などのパラメディカルスタッフが協調して、必要に応じて複数の診療科が連携して、診断・治療をおこないます。
主な診療設備としては、デジタルX線撮影装置、超音波診断装置、外科用Cアーム、内視鏡システム、マルチスライスCT装置(16列)、高磁場MRI装置(3.0テスラ)などの画像診断機器の他、手術室には、手術用顕微鏡や腹腔鏡システムが備えられ、一般的な手術から微細かつ高精度の手技が要求される手術(眼科、脳神経外科)や低侵襲外科手術まで対応しております。
また、隣接する産業動物教育研究センターには陽圧手術室やMRI装置、中大動物検査兼手術室等が設置されており、これらを活用することで、より効率的に、かつ高度な診断・治療をおこなっております。中大動物検査兼手術室には、大型の産業動物(牛)に対応した電動式の手術台や腹腔鏡システムが備わり、腹部・臍部疾患の外科手術などで良好な治療成績を収め、畜産県宮崎の和牛生産に貢献しております。

最後に、本動物病院では、2023(令和5)年より動物病院内に動物臨床研究倫理委員会を設置し、動物愛護にも配慮した高い倫理性と科学性を有する臨床研究を推進しております。エビデンスに基づく最新の獣医療を学び、知識・技術のブラッシュアップを望む獣医師には、臨床研修獣医師(常勤)や登録研修獣医師(不定期)という制度があります。大学のスローガンである「世界を視野に 地域から始めよう」を実践し、世界基準の先進獣医療の習得に研鑽し、地域の課題解決に尽力することを使命とし、動物とそのご家族の幸福を追求することが私たちの仕事の基本理念となっております。
宮崎大学農学部附属動物病院はこれからも、紹介元動物病院の先生方と協力しながら、専門的な見地からのサポートや高度獣医療を提供することで、動物とそのご家族に信頼される存在となるよう努めてまいります。皆さまのご理解とご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

宮崎大学農学部附属動物病院
院長 佐藤 裕之

当院は「宮崎地域動物医療ネットワーク」の中核病院です。

宮崎大学農学部附属動物病院
住所:宮崎県宮崎市学園木花台西1-1
TEL: 0985-58-7286(動物病院受付)
FAX: 0985-58-7156(動物病院受付)