本院は1953年の設立以来、臨床獣医学の教育研究および卒後研修の場として、そして地域の中核となる動物診療機関としての役割を担ってきました。特に2007年度以降は専門性を備えた高度獣医療を提供する二次診療施設(地域の動物病院や診療機関から紹介を受けた動物を診療する施設)として、地域とのネットワーク、連携を強めています。宮崎県内はもとより県外からも多数の動物が来院しています。
高度獣医療に関しては伴侶動物用のCT装置や内視鏡装置はもちろんのこと、産業動物用のモバイルX線や各種超音波検査装置、そして腹腔鏡手術装置は伴侶動物から産業動物まで広範囲の動物に対応しています。また、2010年度に設置された医学獣医学総合研究科は医学と獣医学が融合した全国で唯一の研究科ですが、関連施設としてMRI室、陽圧手術室、大型動物用手術室を完備した建物が本院に隣接しており、高度獣医療を実践する施設、高度獣医師を養成する施設としても利用されています。さらに、動物病院棟の大型改修が完了し、2024年5月からは新しくなった病院施設での診療を実施しています。
本院では大学教員である各診療科の獣医師が学生を指導しながら研修獣医師、動物看護師、事務職員と協力して最先端の獣医療を実践するべく日夜努力しています。私たちスタッフ一同は最先端の設備を駆使して診療技術の研鑽に励み続けることを通して、動物を愛する皆様、そして動物の‘いのち’を護る地域の獣医師の皆様から信頼される高度獣医療を提供する施設として、今後も役割を果たしていく所存です。よろしくお願いいたします。
なお、各診療科の獣医師は大学教員として教育研究活動に対する職務、職責も担っています。教育および研究のいずれも、より良い獣医療を構築し、動物と人の共生のためのより良い社会の実現のためのものです。本院の各種活動につきましてもご理解いただきますよう、お願い申し上げます。
宮崎大学農学部附属動物病院
院長 大澤健司
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当院は「宮崎地域動物医療ネットワーク」の中核病院です。
宮崎大学農学部附属動物病院
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TEL:0985-58-7286(動物病院受付)
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