採用情報研修医の声

和田 正太 先生(現在:福岡県 わだ動物病院 勤務医)
研修期間:2018年4月~2020年3月

研修医になろうと思ったきっかけはなんですか?

まがりなりにも1次診療で数年働いてみて、難解な症例が来院した際に、スクリーニング検査(血液、X線、尿検査)をして、異常値がわかっても、そこから診断名にたどり着く病態生理を自分の中で理解できないことが悔しいと感じていました。そこに鳥巣先生の講演を聞く機会があり、1つ1つの症例の病態をわかりやすく面白く伝えてくれたため、宮大に行き学ぼうと決断しました。

宮崎大学の研修医ってどんな感じでしたか?

とても住みやすい土地に大学があり、幸運にも研修医が同時期に更に3人加わり当番を回すことができて、診療後も自分の勉強の時間をとることができました。研修医と教員の方の距離が近く、診療で疑問が生じた際には気軽に質問もでき丁寧に答えて頂けたので、1例毎に深く学ぶことができました。2年目には専科として内科に所属でき学んだことを形にしたいということで学会の発表やケースレポートを書く機会を与えて頂き、アウトプットが苦手と感じていたので継続していきたいと思います。

実際に研修を終了して、いかがでしたか?

まず先生達が病態生理を理解する上で、私が教科書(特に生理学)を読んでいないために基礎知識が明らかに足りないと痛感させられました。
画像検査においても漠然と実施するのではなく、主訴が何か、次にどのような変化が起こり得るのかを考えながら、実施する必要があると感じました。
研修を終えてみて、教員の方の臨床疾患に対するアプローチをみることで、研修に来る前よりも病態の理解をできるようになったと思います。
今後は上の教員の方抜きで自分が主治医として診断をつけていかなければならないので不安もありますが、宮崎大学で学んだ技術を駆使して、小動物臨床で活躍したいと思います。

向山 徹 先生(現在:ライフ動物病院 兵庫県 勤務医)
研修期間:2018年4月~2020年3月

研修医生活を終えて

まず大学を出てから8年間、大動物に関わる仕事しかしてこなかった私を温かく受け入れてくださったことに、感謝申し上げます。
教員の先生方や研修医の仲間からは、基礎から手技や考え方、学び方を教えていただきました。また、日頃の診療、症例の手術や管理、その全てで本当のスタンダードを学ぶ事ができました。忙しくても、大変でも、ちゃんと正しいことをする、という姿勢がこの病院で学んだ一番大切なことだと感じています。
今後も大学で学んだことをしっかり生かして、正しい獣医療を目指して頑張っていきたいと思います。

赤松 大 先生(現在:東京都 日本動物高度医療センター東京 勤務医)
研修期間:2018年4月~2019年3月

研修医になろうと思ったきっかけはなんですか?

宮崎大学で研修医になったのは、東京で勤務医をしていた私が12年目に突入しようとしていた時でした。これまで1例1例を大事にしながら診療を重ねてきたつもりですが、今後開業するにも勤務を続けるにも、10年、20年先に活躍し続けていられるようステップアップしたいと切に願っていたところ、鳥巣先生のセミナーに参加して、病気や治療との向き合い方に非常に魅力を感じたのがきっかけでした。

宮崎大学の研修医ってどんな感じでしたか?

研修医を始めるにあたっては、これまで深く学ぶ機会がなかった外科、麻酔に加え、日常診療で大切さを痛感する栄養学を特に勉強したいと思っていました。それにはある一時点だけではなく、周術期間や数カ月という経過を見ないと学べないことがあると直感し、家族から許しを得た1年間、宮崎に単身で飛び込みました。実際の研修医生活では、病院研究室に所属し、デスクも用意していただいていたので、診療業務の後に時間を気にせず勉強に没頭できましたし、病院の先生達と身近にディスカションできる環境がとてもありがたかったです。学生さん達が実習の一環で行う症例発表の質の高さには、大いに刺激を受けることもありました。また、学会発表を積極的にさせていただき、これまで中々できなかったアウトプットの機会を頂けたので、苦労しましたが頑張りがいのある充実した時間でした。生活面では、大学の近くでアパートを借り、車のない生活でも、気候は気持ちよく、食べ物が美味しく、人が優しい宮崎がすっかり大好きになりました。

実際に研修を終了して、いかがでしたか?

宮崎大学へきて本当に良かったと思っています。短い期間でしたが、期待以上にいろんな経験をさせていただき、これから長く小動物臨床に携わってゆく上での目標もできました。飛び込んできた人間を家族のように受け入れてくださった鳥巣先生にはいくら感謝しても足りませんが、今後の活躍を誓って恩返ししてゆけたらと思っています。また、一緒に働いた研修医と過ごした日々も、人生を振り返った時、間違いなくかけがえのない時間と言えるでしょう。皆それぞれの今後が楽しみです。

野矢 みどり 先生(現在:千葉県 沢村獣医科病院 勤務医)
研修期間:2016年4月~2019年3月

研修医になろうと思ったきっかけはなんですか?

最初は研修医になろうとは全く思っていませんでした。紹介で見に行くだけ見に行ってみようと思い見学に行ってみると各先生の雰囲気もかなりよく、それ以上に学生たちのやる気活気を感じてこんなところで働いてみたい、自分にもここでなら基礎から応用の部分までも勉強していけるかもしれないと思い応募しました。

宮崎大学の研修医ってどんな感じでしたか?

私が研修を始めた当初研修医は一人だけでした。そのためいろんなことをさせてもらえる環境でもありました。供血犬の採血、エコー、手術、麻酔などは、実際の症例の前の練習にもなりいい経験でした。今では全科と専科とがしっかり区分されていて、全科はローテーションで各科を回り、専科はその科に1年じっくりその科にいることでより内容の深いところまで各症例をじっくり見ることができました。入院管理は研修医が指導医のもと行っていますが、慣れない内はベテランの先生たちと共に管理をしていくので慣れなくてもどんどんできるようになっていきました。持ち回りでの症例検討会やいろんな学会での発表は自分の知識を増やすのにはとても貴重な経験でした。3年目に消化器科の専科となり、月1くらいで鳥巣先生との症例カンファレンスをやるようにしていましたが、診察や手術での鳥巣先生の考え方を聞いたり、質問ができたり、かなり有意義な時間を持つことができました。

実際に研修を終了して、いかがでしたか?

私は大学・国試合格後すぐに研修医になったため、基礎系出身でもあり、採血、留置設置なども初めてで、最初はとても時間をかけていましたが3年間の間に問診・飼い主さんとのやりとりや手術の麻酔、術後内科管理など一人で任せてもらえるようになりました。宮大の各先生はとても距離が近く、違う科でも困っていれば一緒に診断をして意見を聞けるのがとてもよかったです。宮大では最先端な技術だけではなく根本的なところを追求していくことも多く、研修終了後も自分の基礎になっていくのではないかと思っています。

藤井 ちひろ 先生(現在:千葉県 かつまペットクリニック 勤務医)
研修期間:2015年1月~2016年3月

研修医になろうと思ったきっかけはなんですか?

勤務医10年をすぎ、一次診療以上のことを学べる、幅広く多くのことをやらせてもらえる場所を探していたところ、セミナーでリクルート活動をされていた鳥巣先生と宮崎大学にとても惹かれました。

宮崎大学の研修医ってどんな感じでしたか?

ある程度経験を積んでいたため、先生方にさまざまなことを任せていただき、ステップアップに最適な環境でした。
高額で最新の機械に頼るばかりでなく、新たな治療アプローチを考える先生方が多いため、より多くのことを学べました。

実際に研修を終了して、いかがでしたか?

以前より幅広い分野に興味と知識が広がるようになり、院長はじめスタッフに意見を求められたり、アドバイスをできるようになりました。また、お知り合いになれた先生方も多く、セミナーに参加するのが楽しみになりました。
最近の学生事情や大学の姿勢、獣医分野にも関われるので、経験を積んだ方にもお勧めです。

山岸 和夫 先生(現在:愛知県 アロハ動物病院 院長)
研修期間:2014年1月~2014年12月

研修医になろうと思ったきっかけはなんですか?

A.私の尊敬している名古屋市内開業医S先生が鳥巣先生のセミナーに参加された時、宮崎大学の研修医の応募動画の内容が「とても良かったぞ、行ってみれば」と言われた事がきっかけです。その時すでに開業の準備をしていましたが、開業前に消化器や整形、循環、神経、眼科などの基礎をもう1度勉強したいと思っていたので応募させて頂きました。

宮崎大学の研修医ってどんな感じでしたか?

当時の研修医は消化器科、外科、循環器、神経科、眼科と1週間ごとにローテーションしていくやり方だったと思います。担当の先生について診察の手順(問診、聴診、触診、バイタルチェック)や各種検査(血液検査、エコー、レントゲン、CT、MRI)などサポートをしていくのですが、慣れてくるとどんどん診察や各種検査を任されるようになっていきました。実践形式でしかも先生に時間の余裕がある時はマンツーマンで教えて頂ける事も良かったです。

実際に研修を終了して、いかがでしたか?

私は1年間という短い間でしたが、非常に多くの勉強をさせてもらいました。宮崎というと、田舎の地方大学だと思われやすく、症例数も少ないように思われがちかと思いますが、九州地区の開業医先生方としっかりコミュニケーションが取れており、2次診療としてしっかりと貢献できているのがよく分かりました。そういった中で毎日診察はしっかりと入っており、症例の幅も広く小動物に限らず大動物も盛んに診察している姿が印象的でした。
また宮崎大学の多くの先生達は2次診療の治療研究だけでなく、1次診療でもできる検査法や手術法、対処法を日々考えて実行している姿勢は頼もくもあり自分もこの様な臨床医になりたいと感じました。

中谷 圭佑 先生(現在:熊本県 大津動物クリニック 副院長)
研修期間:2012年4月~2014年3月

研修医になろうと思ったきっかけはなんですか?

就職先で悩んでおり、見学に行った動物病院が物足りなく感じ、それならば大学の研修医の方が勉強できるかもと思い応募しました。

宮崎大学の研修医ってどんな感じでしたか?

選択制ですが、宮崎大学ではローテーションで回る科の中で、大動物の研修も行え、臨床繁殖の先生と実際の農家さんを回ることができました。それが、今の職場を選択する一つのきっかけになりました。
また、学会発表や論文を書いたり、持ち回りで症例検討会の発表を行い、指導医に師事して準備をできるので今でも役立つ貴重な経験になりました。

実際に研修を終了して、いかがでしたか?

私は大学卒業後、すぐ研修医になりましたが、就職先でどの道に進むか悩んでいる人にはいい選択肢だと思います。小動物か大動物か、内科が得意な動物病院か外科に力を入れている病院がいいかなど自分の判断基準を作れます。また、教員との距離も近く、それぞれの分野のゴールドスタンダードを学べるので、研修終了後も自分の中に診療や手術のしっかりした基準を持てると思います。

藤本 誠一郎 先生(現在:福岡県 長者原動物病院 勤務医)
研修期間:2012年4月~2014年3月

研修医になろうと思ったきっかけはなんですか?

臨床を始めて4年が過ぎた頃、勤務していた病院のやり方もほとんど身につけていましたが、漠然とした不安がありました。獣医師としてのスキルがこのままで良いのかと。そんなときにたまたま母校の研修医募集を見つけたことと、臨床を基礎的なことからしっかり学べたらと思い研修医になりました。

宮崎大学の研修医ってどんな感じでしたか?

各専門の先生方に直接教えて頂ける。1症例ごとしっかり診て考え処置を行うプロセスを学ぶことができる。大動物の勉強もできる。大学の先生と仲良くなれる。などとても楽しく貴重な時間を過ごすことが出来ました。

実際に研修を終了して、いかがでしたか?

研修医で学んだことに今現在すごく助けられています。困っていることを大学の先生に相談できる関係が築けたのもありがたいです。

当院は「宮崎地域動物医療ネットワーク」の中核病院です。

宮崎大学農学部附属動物病院
住所:宮崎県宮崎市学園木花台西1-1
TEL:0985-58-7286(動物病院受付)
FAX:0985-58-7156(動物病院受付)