〇 学術論文が掲載されました
國武教授らの研究成果が「Scientia Horticulturae」誌に掲載されました。
日本ではまだ導入が進んでいないブラックラズベリー(Rubus occidentalis L.)の果実は、ポリフェノールなどの生理活性物質が豊富に含まれる種であり、ブラックラズベリーの新たな品種の開発が切望されています。また、ナワシロイチゴ(R. parvifolius L.)をはじめとするアジアのキイチゴ属野生種は、ラズベリー育種の新しい遺伝資源として注目されています。本研究では、ブラックラズベリー JP1 (Japanese accession 1) とナワシロイチゴとの種間雑種をはじめて育成しました。しかしながら、遠縁の種間雑種であることで生殖稔性がないことから、その種間雑種をコルヒチン処理で倍加し、複二倍体を作出したところ、開花・結実が確認されました。本研究の成果は、ブラックラズベリーの育種に貢献するとともに、環境適応性の高い新たな育種素材として、期待できるものと思われます。
Toshima, K., Katsumi, I., Kai, A., Yahata, M., Hirano, T., Kunitake, H. Amphidiploid production of hybrid between black raspberry and Rubus parvifolius L., a wild Asian species, using colchicine treatment. Scientia Horticulturae , 312(15) , :111863(2023)
〇 研究業績を追加しました。
平野准教授、國武教授らの研究成果が、Plant Biotechnology誌に掲載されました。
サツマイモの突然変異育種を推進するために重イオンビーム照射系統を作出し、多様な変異体が選抜されました。これらの系統は、新品種作出に加えて塊根形成メカニズムを明らかにするうえで貴重な資源となります。
詳しくは2022年原著論文をご覧ください。
平野准教授の総説が、アグリバイオ誌に掲載されました。
イオンビームを用いた花き植物の品種改良について解説しています。
詳しくは主要な総説・解説をご覧ください。
〇 学術論文が3報掲載されました。
國武教授らの研究成果が、Biochemical and Biophysical Research Communications誌およびPlants誌に掲載されました。
詳しくは2022年原著論文をご覧ください。
平野准教授・國武教授らの総説が、Cytologia誌に掲載されました。
詳しくは主要な総説・解説をご覧ください。
〇 研究業績を追加しました
國武教授、平野准教授らの研究成果が、Scientia Horticulturae誌に掲載されました。
サツマイモ含まれるアントシアニン含量や組成がどのように次の世代に受け継がれるかについて興味深い結果が得られました。特に紫肉色形質のサツマイモ育種のための貴重な情報となることが期待されます。
詳しくは2022年原著論文をご覧ください。
〇 研究業績を追加しました
國武教授らの研究成果が、Plants誌に掲載されました。
本論文では、ラビットアイブルーベリー茎が葉と類似した機能性素材であり,その主成分と生物学的活性(抗酸化活性と抗成人T細胞白血病(ATL)活性)を明らかにしました。特に,生物活性評価では含水メタノール溶出画分において抗酸化活性の違いが見られ、細胞の種類によって抗ATL活性を示す画分が異なりました。将来的には、ブルーベリーの様々な組織や器官が機能性素材,または薬用資源として使用される可能性があります。
詳しくは2022年原著論文をご覧ください。