〇 國武教授の書籍が出版されます
國武久登教授が、キンカンの栽培や利用加工についてまとめた書籍『育てて楽しむ キンカン 栽培・利用加工』を出版されます。
キンカンは、宮崎県を代表する特産果樹の一つであり、県内では「たまたま」をはじめとするブランド果実が全国的にも高い評価を受けています。本書では、キンカンの生態や品種の特徴、育て方や実らせ方のポイント、さらには利用加工法までを分かりやすく解説しています。
國武教授からは、「宮崎の地域ブランドであるキンカンの魅力を全国にアピールしたい」との思いが寄せられており、本書を通じて宮崎県産キンカンの認知度向上や地域振興への貢献も期待されます。
書籍情報
書名:『育てて楽しむ キンカン 栽培・利用加工』
著者:國武 久登
発行日:2026年9月16日
出版社:創森社
内容:丸みのある黄色い果実キンカンは、小粒で見た目も愛らしく、南国の日ざしをそのままぎゅっと閉じ込めたような甘さが魅力です。他の柑橘類と違ってキンカンは丸ごと食べるため、果皮に含まれる栄養素をしっかり摂取でき、風邪の予防や疲労回復に役立つことから、経済栽培だけでなく庭先栽培でも親しまれてきた果樹です。
耐寒性があるので地植え、鉢植えなどでも育てやすいのが特徴。キンカンの形態と生育特性、品種を紹介しながら、育て方・実らせ方のポイント、さまざまな栽培法、利用加工法を解説します。キンカンの栽培・利用のすべてがわかる実用本です。
〇 「ブルーベリー教授のくにさと35号のど飴」ジャパン・フード・セレクション グランプリ受賞!
日本フードアナリスト協会が主催する「ジャパン・フード・セレクション」において、宮崎大学農学部 動植物資源生命科学領域の國武久登教授(農学部長)が最高賞であるグランプリを連携企業とともに受賞しました。
ジャパン・フード・セレクションは、企業が製造・販売しているあらゆる食品、食材、飲料などの幅広い商品を対象とし、食の情報の専門家(フードアナリスト)が書類審査、アンケート調査、1次審査、2次審査、最終審査、本審査と6つの段階を経て賞を決定するものです。(公式サイトより)
今回は、國武 教授が十数年にわたる基礎研究を行い開発した、ブルーベリーの葉専用品種「くにさと35号」を原料として使用している「ブルーベリー教授のくにさと35号のど飴(日向夏味)」が今回グランプリを受賞しました。
▽詳細は以下をご覧ください
第101回 食品・飲料部門 グランプリ受賞(2026年7月)
ブルーベリー教授のくにさと35号のど飴(日向夏味)
株式会社ビオラボ https://bio-labo.co.jp/
評価されたポイント:https://www.japan-foodselection.com/prize/8q09md9ui_l
ジャパン・フード・セレクション公式HP:
https://www.japan-foodselection.com/
▽関連サイトはこちら
・宮崎県文化賞受賞の國武久登 教授~「おしえてケンチョー!」で紹介されます!(2026.03.06 農学HP掲載記事)
https://www.miyazaki-u.ac.jp/agr/news/information/post-415.html
・販売個数2年で6万個超「ブルーベリー教授のくにさと35号のど飴」ブルーベリー味が新発売(2023.11.14 全学HP掲載記事)
https://www.miyazaki-u.ac.jp/newsrelease/topics-info/35.html
〇 学術論文が掲載されました
平野准教授・國武教授(植物遺伝育種学研究室)らの研究成果が、Plant Biotechnologyに掲載されました。
ラン科は、特に絶滅危惧種が多い植物グループで、早急な対策が求められています。こうした遺伝資源を長期安定に保存する方法に液体窒素を用いた超低温保存法があります。本研究では、ラン科において種子発芽後に形成されるプロトコームでの超低温保存法を可能とし、新たな遺伝資源保存方法を確立しました。得られた知見は、ラン科に限らず植物遺伝資源の長期保存に役立つものと考えられます。
本研究の画像がPlant Biotechnology, Vol.43 Issue 2の表紙を飾っています。
Hirano T, Yamamoto A, Miyagi H, Tsuda S, Yukawa T, Kunitake H (2026) Evaluation of viable regions for successful cryopreservation of orchid protocorms. Plant Biotechnology 43: 175-180.

(左)植物材料のシラン,(右)液体窒素に浸漬した後のシランプロトコーム。赤色に染色された部分が生存している。
〇 令和7年度 宮崎県文化賞学術部門受賞記念展が附属図書館で開催中
2025年10月、國武久登 教授 が令和7年度宮崎県文化賞(学術部門)を受賞されたことを踏まえ、宮崎大学附属図書館において「令和7年度 宮崎県文化賞学術部門受賞記念展」が開催されています。
是非ご覧ください。
國武教授は、ブルーベリーの葉専用品種「くにさと35号」を開発し、健康機能性研究から産学官連携による栽培普及、商品化に至る一連の取組等を通して、本県学術文化の向上発展及び産業振興に寄与した功績が高く評価され受賞につながりました。
この記念展は、「農学部 國武久登教授 令和7年度宮崎県文化賞学術部門受賞記念展 宮大が発見したBlueberry leafの力」と題し、共同開発された商品をはじめ、研究内容や成果、研究論文など数多く紹介されています。
農学部HPもご覧ください。
〇 学術論文が掲載されました
國武久登教授、平野智也准教授(植物遺伝育種研究室)、佐伯雄一教授(土壌肥料学研究室)らの研究成果がPlant Molecular Biology Reporter(Springer Nature)に掲載されました(2026年2月24日)。
キイチゴ属在来野生種であるナワシロイチゴは、環境ストレス耐性をもつラズベリーの育種のためのアジアの遺伝資源として注目を集めています。鹿児島県の奄美大島と加計呂麻島のナワシロイチゴの倍数性を評価したところ、三倍体が高い頻度で生息していることが明らかになりました。本成果は、亜熱帯地域の島嶼における野生種の倍数体の出現に関する珍しい現象を示すものであり、今後、そのメカニズムについて解析していく予定です。
Saki Toshima, Kodai Egashira, Makiko Mimura, Yuichi Saeki, Tomonari Hirano, and Hisato Kunitake, Unexpected Occurrence of Triploids and Preliminary Assessment of Genetic Relationships Using SSR Markers in Rubus parvifolius on Amami Oshima and Kakeroma, Japan. Plant Molecular Biology Reporter, 44:56 (2026)